出展事例

ママ向けイベント出展で1日73件の契約|エフコープ生活協同組合の企業ブース戦略

ママ向けイベント出展で1日73件の契約|エフコープ生活協同組合の企業ブース戦略

福岡県を拠点に約58万人の組合員を擁する(2026年時点)エフコープ生活協同組合。食品・日用品の宅配を中心に、離乳食や時短商品、子育てサポート割引など、子育て世代の暮らしを支えるサービスを展開しています。同組合は10年以上にわたりリトル・ママフェスタに出展を続け、コロナ禍を機にブース運営を大幅に改革。2日間で40件ほどだった契約数を、1日開催で73件という過去最高の成果へと押し上げました。さらに直近では2日間で宅配122件・共済37件と、成果を伸ばし続けています。その取り組みの裏側を、無店舗支援部の池 昭貴子さんに伺いました。

企業名エフコープ生活協同組合
企業URLhttps://www.fcoop.or.jp/
業種生活協同組合(食品・日用品の宅配事業)
商品・サービス食品・日用品の宅配、コープ共済、子育てサポート割引 ほか
出展イベントリトル・ママフェスタ
担当者名無店舗支援部 池 昭貴子 氏

子育て世代の組合員獲得が重点課題──出展の背景と目的

── エフコープさんがママ向けイベントに出展されている背景を教えてください。

現在、エフコープには約58万人の組合員さんがいらっしゃるのですが、エフコープを支えてくださっている中心層は60代以降の方々なんです。30〜40代の子育て世代の加入は一定数あるものの、お子さんが大きくなると離脱されるケースも多く、将来のエフコープを支えてくださる若い組合員さんをいかに増やすかが重点課題になっています。

そのため、エフコープでは福岡県の子育て世代層に対して、リアルイベントや訪問、Web施策といった複数の施策を進めています。その中でもリトル・ママフェスタは子育て世代にアプローチする施策の中で、非常に重要な位置づけになっています。

「大事にしたい層に確実に届く」──リトル・ママフェスタを選び続ける理由

── 数あるイベントの中で、リトル・ママフェスタを選ばれている理由は何でしょうか。

エフコープとしては、もう10年以上のお付き合いになります。私自身が2017年に入社したときにはすでに出展していて、代々の担当者が関係を築いてきた歴史があります。

リトル・ママフェスタの魅力は、まずエフコープとして大事にしたい若年層・子育て世代の方々が確実に来られるイベントだという点です。他のイベントだといろんな世代が混在しますが、リトル・ママフェスタは子育て世代にしっかり絞ったアプローチができるので、安心して取り組めます。

イベントの仕組みとしてはスタンプラリーが素晴らしいなと思っています。必ずブースに来ていただける導線ができているので、ほとんどの方にエフコープのご案内ができていると感じています。

また、事前予約制なので「今回は何名くらいの予約です」という情報を事前にいただくことで、それに合わせてプレゼントの数やスタッフの配置を決められることもイベントの準備をするにあたって、助かっています。

コロナ禍を機にブース運営を大改革──「呼び込み」と「成約」の分業制

── 出展ブースの運営で工夫されている点を教えてください。

大きな転機はコロナ禍でした。2020年に私が無店舗支援部に異動した当時はリアルイベント自体が中断していて、再開に向けてリトル・ママフェスタの福澤さんとも何度も相談しながら、運営のやり方を一から見直したんです。

コロナ禍では人との接触をできるだけ少なくしないといけないため、イベント運営としては難しい局面だったのですが、人との接触を少なくしつつお客様に合わせた対応をおこない、効率的な運営を確立することができました。

一番の改革は「呼び込み部隊」と「成約部隊」を完全に分けたことです。以前は来られた方全員に一律に声をかけていたので、すでに組合員の方にも同じ説明を繰り返してしまい、ブース前が滞留して回転が悪かった。そこで、呼び込み担当がコープ商品プレゼントの引換券を配って行列を作り、その列の中で組合員かどうかを振り分ける仕組みにしました。非組合員の方だけを契約担当の席にご案内するので、一人ひとりに端的かつ丁寧にお話ができるようになったんです。

実は以前、現場スタッフとしてイベントに参加していたときに「もっとこうすればいいのに」と感じていたことがあったので、自身が本部に来てそれを自分で形にできたのは大きかったですね。非接触が求められるコロナ禍だからこそ、一人あたりの対応時間を短くして、本当に話すべき方にしっかり話す。その発想が今のスキームにつながっています。

「このイベントで入ろうと思ってました」──来場者の前向きな反応

── リトル・ママフェスタでの来場者の反応はいかがですか。

他のイベントと比べて圧倒的に違うのは、来場者の方がしっかりお話を聞いてくださることです。「ちょうど入ろうと思っていたけど、どうやって入ればいいかわからなかったんです」という方や、「このイベントでエフコープに入ろうと思って来ました」という方が本当に多くて、ありがたいですね。リトル・ママフェスタにエフコープが出展していることが、地域の子育て世代に根付いてきているのかなと感じています。

目からウロコだったのは、ママ友を一緒に連れてきてくださるケースです。「もう今入ればいいやん」と友達が友達を後押ししてくれるんですよね。紹介プレゼントもその場でお付けできますし、対面だからこそ生まれる口コミの力を実感しています。

子育て世代の、特にママたちは閉鎖的な環境にいらっしゃることも多いのかと思います。そんな中、リトル・ママフェスタはママたちにとってのいい意味での「お祭り」のような場なんだと思います。行列に並んでいても「全然楽しかったです」とおっしゃる方が多くて、アトラクションを待つような感覚で過ごされている印象があります。ここに来れば前向きな気持ちになれる──対象者にとってそういう場になっているのかなと思っていて、本当に明るくなる場だなと感じています。

そのような場でブースを出すことで、良い雰囲気の中でお客様と関係を作れると思います。

2日間で159件の申し込み──進化し続ける出展の成果

── 出展の成果について教えてください。

コロナ明けで初めてリアル開催のリトル・ママフェスタに出展したとき、1日で73件の契約をいただきました。それまでは2日間の出展で合計40件ほど、1日あたり20件程度が基本だったので、自分たちでも「やればできるんだ」と実感した瞬間でしたね。すぐにリトル・ママフェスタの事務局の福澤さんに「すごかったです」と報告したのを覚えています。

そこからさらにスキームが根付いてきて、今はメンバー選定を丁寧にやったり、やり方を少しずつブラッシュアップしたりしながら安定的に獲得ができるようになっています。

最近では組合員の「※仲間づくり」だけでなく、コープ共済(保障事業)のご案内にも力を入れるようにしました。現在は宅配と共済の2ブース体制に拡大して出展しており、直近の2026年2月末リトル・ママフェスタ福岡では、2日間で宅配122件・共済37件、合計159件の申し込みをいただいています。加入された方から「共済も実は入りたかったんです」という声をいただくことも多く、意外なポテンシャルがあることに気づいたんです。固定観念を捨てて、対象者目線でご案内できることをしっかり届けていくことが大事だなと感じています。

※エフコープでは新規組合員さんを獲得することを「仲間づくり」と呼んでいます。

「何でも対応してくれる安心感」──リトル・ママフェスタの運営サポート体制

── イベント運営側のサポートについてはいかがでしょうか。

いやー、もう本当によくしていただいています。椅子や机を多めに発注させていただくことがあるのですが、それも柔軟に対応していただけますし、当日も「すみません、椅子があと2つ足りなくて」とお伝えするとすぐに持ってきてくださるんです。何でも事務局の福澤さんに言うとすっきりするというか、なんでも対応してくださるので、本当にありがたいなという気持ちでいっぱいです。普通のイベントってあまり融通が利かないことが多いですけど、そこがやっぱり柔軟ですね。

もう一つ大きいのが、当日の一体感です。事務局の福澤さんが途中途中で「今どうですか?」と声をかけてくださるんですよ。他のイベントでは「次も出展しますか?」という営業トークだけで終わることがほとんどですが、成果を一緒に追いかけてくれる。私たちも「運営の方々にいい報告をしたい」という気持ちで頑張れますし、チームとして推進している感覚があります。

コロナ禍でリアルイベント再開のタイミングでも、どういう風にやっていけばいいかを福澤さんと何度も相談させていただきながら進められたので、安心感がありました。もう5年、6年以上のお付き合いになりますが、この関係性は本当にありがたいなと思っています。

冠スポンサーや新たな連携へ──エフコープが描く今後の展望

── 今後のリトル・ママフェスタでの展開について、展望をお聞かせください。

エフコープは夏の福岡開催で冠スポンサーとして出展させていただいており、今年8月で3回目を迎えます。回を重ねるごとにイベントとの結びつきが深まっていると感じていますし、今後はさらにいろんな形でつながっていきたいと思っています。たとえば芸能人のゲストを招いたり、メディアでの配信を通じてもっと地域の方にエフコープを知っていただけるような取り組みを、事務局の福澤さんと一緒に考えていきたいですね。

エフコープの事業は宅配だけでなく、福祉や共済まで暮らし全体を支えられるサービスです。赤ちゃんが生まれたときから長くお付き合いいただける仕組みがある。その価値を、リトル・ママフェスタという子育て世代と直接つながれる場を通じて、一人でも多くの方にお届けしていきたいと思います。

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